新三役の王鵬「ここからは勝つのが仕事。安定して勝てるように」 西関脇に「コツコツやってきてよかった」

 「大相撲春場所」(3月9日初日、エディオンアリーナ大阪)

 新関脇の王鵬(大嶽)が25日、大阪市内の宿舎で番付発表会見を行った。

 新三役を決めた番付を手にした王鵬は「よかったと思います。自分がやってきた結果。コツコツやってきてよかった」と語った。

 西関脇で臨む春場所へ向けては「しっかり前傾で圧力をかけていけば何とかなると思っている」と抱負。祖父の大横綱大鵬(故人)を意識するかと問われると「意識してできるものでもないので自分らしくコツコツやっていきたい」とし、「ここからは勝つのが仕事。安定して勝てるようにしたい」と話した。

 新関脇は2024年名古屋場所の大の里以来。大嶽部屋からの新関脇、新三役は現師匠が継承してからともに初めて。東京都からの新関脇は、1997年秋場所の栃東以来戦後9人目で、新三役は2022年九州場所の翔猿以来15人目。

 王鵬は東小結を予想する声が多かったが、西関脇となった。

 初場所では西前頭筆頭で11勝の霧島が東小結に入った。王鵬は西前頭3枚目での12勝で、優勝決定ともえ戦では金峰山とともに豊昇龍に屈し優勝同点だった。単純計算なら霧島が西関脇だと思われたが、優勝同点という内容を、審判部がより評価したと推測される。

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