シダマツ圧勝 再春館製薬所が5度目V 王座奪還に志田「みんなで優勝できて幸せ」
「バドミントン・S/Jリーグ」(22日、横浜BUNTAI)
ダブルス2試合、シングルス1試合の計3試合(2戦先勝方式)で争われる団体戦の決勝が行われ、女子は再春館製薬所がヨネックスを撃破し、2季ぶり5度目の頂点に立った。ダブルスではパリ五輪銅メダルの志田千陽(27)、松山奈未(26)組が、須藤海妃、関野里真組に2-0(21-11、21-11)で勝利した。男子はトナミ運輸が2季ぶりに王座を奪還した。
37分の圧勝劇で先陣を切り、チームに勢いをもたらした。志田が前に飛び出せば、松山が長身を生かしてカバーする。得意とするラリーの速い展開を作り出し、第1、2ゲームともに大差を付けた。王座奪還に志田は「みんなで優勝できて幸せ」とほほえみ、松山も「全員で優勝できてうれしい」と声を弾ませた。
昨年末の全日本総合選手権以降、松山はパリ五輪後から蓄積した疲労を抜くために一時休養。今月上旬からペアの練習を再開した。21日の準決勝とこの日を合わせ、復帰大会で2連続のストレート勝ち。シダマツとして最高の再出発を切った。
28年ロサンゼルス五輪は見据えず、まずは目の前の1年に集中していく。五輪と同会場で開催される世界選手権(8月、パリ)が目標。金なら日本人3組目の快挙だ。志田は「メダルを取りたい」と力強く宣言した。



