卓球・野田颯太 “育英高OB対決”制しV 新スタイル・バックハンドでの攻め貫く 今後へ意気込み「日本リーグで活躍を」

 決勝戦でスマッシュを決めガッツポーズする野田颯太(撮影・金居みつよし)
 ストレート勝ちで男子シングルス優勝を決めた野田颯太
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 「卓球・大阪国際招待選手権」(16日、エディオンアリーナ大阪)

 各部門の決勝戦が行われ、男子シングルスは1回戦から勝ち上がってきた野田颯太(21)=兵庫・専大=が坂根翔大(大阪・関西卓球アカデミー)との“育英OB対決”を制した。女子シングルスは岡田琴菜(22)=愛知・愛工大=が鶴岡菜月(岐阜・十六FG)にストレート勝ちで初優勝を手にした。

 野田は最後のスマッシュをど真ん中に打ち込むと両手を掲げてガッツポーズ。この日、6試合目。2日間で10試合の長丁場にも疲れた表情も見せずに喜びを表した。

 「思ったより疲れていないです。試合をするたびに体が動いてくれた」

 専大の主将。昨年は全日本大学選手権で団体ベスト4に導いた。本来ならスーパーシードになっていてもおかしくないが、手違いでエントリー漏れ。「組み合わせ表に名前がなかった」と空き枠での登録となり、1回戦からの出場となった。

 相手・坂根は同じ育英OB。高校は入れ違いだったが、国体で一緒にチームになったこともあり、互いに手の内を知り尽くしていた。決勝戦では得意のフォアハンド主体からバックハンドで攻める新スタイルを貫いた。

 「1月の全日本選手権で社会人選手に負けて、もう一つレベルを上げないと社会人相手には勝てないと思った」

 それまであまり使うことのなかったバックハンドを徹底的に取り組んできた成果が早くも出た。

 「全国レベルの大会の優勝は初めてです。4月から日鉄物流にお世話になる。日本リーグで活躍できるように頑張りたい」と意気込んでいた。

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