「ノルディックスキー・ジャンプ・雪印メグミルク杯」（９日、大倉山ジャンプ競技場）

　レジェンド・葛西紀明（５２）＝土屋ホーム＝が２週連続で優勝した。１回目に１３８メートルでトップに立つと２回目も１２７・５メートルを飛び、首位を守った。

　１日のＴＶｈ杯に続く優勝が決まり、「いやー、調子上がってます」と笑顔。僅差の争いを制し、「２本目は距離が伸ばせず微妙かと思ったんですが、優勝できて本当に嬉しい。難しい条件でしたが、風が味方してくれるかという戦い。ぎりぎりでの優勝、嬉しいです」と振り返った。強さの秘けつを聞かれると「毎日走っていることです」と胸を張った。

　８度の五輪に出場したレジェンドは今なお健在。今季はＷ杯下部のコンチネンタル杯を転戦し、１０戦全てでポイントを獲得。１４日から行われるＷ杯札幌大会の出場権も得ている。予選通過ならＷ杯個人出場のギネス記録「５７８」を更新する。