本橋麻里さんも涙止まらず「成長している姿に感動。親の気持ちも入りながら…」ロコ・ソラーレ男子の決勝進出に号泣 メジャー計測の劇的決着

 「カーリング・日本選手権」(8日、横浜BUNTAI)

 男子準決勝が行われ、ロコ・ソラーレが昨年覇者のコンサドーレを5-4で下し、決勝進出を決めた。初優勝を目指し、9日の決勝で22、23年覇者のSC軽井沢クラブと対戦する。勝利の瞬間は、スタッフ席に座っていたロコ・ソラーレの創設者で、代表理事の本橋麻里さんも、両手で顔を押さえて号泣した。

 一進一退の攻防が続き、4-4で迎えた最終10エンド。スキップ同士の投げ合いとなり、結果はメジャー計測に託された。審判の手がロコ・ソラーレの石側に上がると、選手は号泣。会場からは割れんばかりの拍手が起こった。2大会連続五輪メダルの“姉貴分”を彷彿とさせる勝負強さで劇的勝利を収めた。

 成長を見守ってきた男子メンバーたちの姿に、本橋さんは涙をぬぐいながら「本当によかったです。追いつかなければいけない状況でも冷静だった。8、9、10の大事なエンドに良い集中で戦ってくれた。大きく成長している姿を見て嬉しくなりました」と笑顔。計測の瞬間については「見えた時は私たちの石の方が近いんじゃないかなと。時が止まるような、長く、すごく静かに感じた」と振り返った。再び涙で声を詰まらせながら「親だったら見れないなって。私も年々心が優しくなりすぎたのか、親心の気持ちも入りながら見ていたので、安どもしましたし、成長に感動した。今までに見せない涙を見せてしまっています」と、語った。決勝に向けては「先に繋がる決勝にしたい。ロコ・ソラーレのお姉さん方もいるので、チームロコで勝ちきりたい」と、この日夜に準決勝を控える女子チームとともに躍進を期待した。

 男子決勝はロコ・ソラーレ、SC軽井沢クラブとも優勝すれば、コンサドーレとの代表候補決定戦に進出する。負ければミラノ五輪の可能性が消滅する。

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