ロコ・ソラーレ3連勝!A組2位で2次L進出「自信持って投げられた」藤沢が無双 完璧最終投で難敵中部電力撃破 相手脱帽「やられた」

 「カーリング・日本選手権」(5日、横浜BUNTAI)

 1次リーグ最終戦が行われ、18年平昌五輪、22年北京五輪2大会連続メダルのロコ・ソラーレは、過去6度優勝を誇る中部電力を6-5で下し、初戦黒星から3連勝で通算3勝1敗の2位で2次リーグに進出した。中部電力は1次リーグ敗退に終わった。

 前回大会の2次リーグで敗れており、今季も3勝2敗と好勝負を繰り広げるライバルとの一戦。序盤は拮抗(きっこう)した試合となった。前半5エンドは藤沢がドロー、テイクともショット効果率100%を記録した中で、3-3で折り返した。第6エンドでは、重圧のかかる展開の中で藤沢が完璧なショットをハウス(円)中心に置き1点をもぎ取り、両手を上げて客席に歓声をあおった。

 その後も点の取り合いは続いたが、5-5の第10エンドで重圧のかかる中で藤沢が完ぺきなドローショット決めて最後の1点を取り切り、接戦を制した。

 試合後、藤沢は「1エンド目から緊張感のある試合だった。中部電力さん、長く代表を争うチームとの戦い。いい試合ができてよかった。ドローがいいなと思っていたので、この試合に関しては自信をもって投げられていた。最後も自信を持って投げられた」と、うなずき、「決まる瞬間まで気が抜けなかった。本当にこの大会を通してたくさんの観客にきていただいて、グランドスラムよりも観客の方がたくさん入ってくださって、大歓声を送ってくださっている。歓声に見合う試合をしたいと思っていた」と、笑顔で振り返った。「ここからまたさらにギアを上げて、良い緊張感を持ちつつ、チームショットを決めていきたい」と見据えた。

 敗れた中部電力の北沢が「最後の一投まで諦めずにできたが、相手の藤沢選手のドローがよかった。そこにやられてしまった」と脱帽する無双ぶりだった。

 Aブロックからは1位北海道銀行、2位ロコ・ソラーレ、3位札幌国際大が進出した。ロコは6日午前の2次リーグ初戦でBブロック2位のチーム御代田と対戦。同日夜の2戦目には同1位のフォルティウスとの大一番を迎える。

 26年のミラノ・コルティナ五輪の代表選考を兼ねた戦い。前回の日本選手権で2次リーグ敗退のロコは、今大会で4位以下になると五輪出場の可能性が消滅する中、初戦の北海道銀行戦で敗れ、苦しい状況から、3連勝。上昇気配の中で、勝負の2次リーグに挑む。

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