ロコ・ソラーレが圧勝で初勝利 1勝1敗 札幌国際大に10-3 吉田知那美「初戦の負け試合で情報が取れた」
「カーリング・日本選手権」(4日、横浜BUNTAI)
18年平昌五輪、22年北京五輪2大会連続メダルのロコ・ソラーレは2連勝と勢いに乗っていた札幌国際大に10-3で大勝。今大会初勝利を挙げ、1勝1敗とした。
初日の黒星発進から中1日で迎えた2戦目。ロコ・ソラーレの攻撃がさえた。第1エンドから1点スチール(不利な先攻で得点すること)すると、続く第2エンドも3点と大量得点。スキップ藤沢五月の正確なショットで、相手に石をはじき出されても、玉突きで石が残り続ける配置から大量得点につなげ、最後は4得点。相手にコンシード(エンドを残して負けを認めること)させ、今大会初白星を飾った。
サードの吉田知那美は「初戦で負け試合ができたことで情報を取れた。いい改善点だけを持ってこの試合に臨めた」とうなずき、午後に行われる2戦目に向けて「頑張ります!」と笑顔で意気込んだ。
26年のミラノ・コルティナダンペッツォ五輪の代表選考を兼ねた戦い。前回の日本選手権で2次リーグ敗退のロコは、今大会で4位以下になると五輪出場の可能性が消滅する。