豊昇龍 重さ7.8キロ!叔父・朝青龍ばりの極太綱で綱打ち 武蔵川親方が雲竜型土俵入り指導し称賛「せり上がりがキレイ」

 綱締めで笑顔を浮かべる豊昇龍(中央)=撮影・西岡正
 武蔵川親方(左)から横綱土俵入りの指導を受ける新横綱豊昇龍
 綱締めの太鼓をいたずらでたたき、舌を出す新横綱豊昇龍
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 大相撲の第74代横綱に昇進した豊昇龍(25)=立浪=が30日、都内の部屋で、新しい綱を作る「綱打ち」を行った。白い綱は、叔父で優勝25回を誇った元横綱朝青龍(44)を意識した極太仕様。また、同じ出羽海一門の武蔵川親方(53)=元横綱武蔵丸=から雲竜型の土俵入りの指導も受けた。31日に東京・明治神宮で行われる新横綱の推挙式と奉納土俵入りへ、準備を整えた。

 豊昇龍は「重かったです。ずっと夢に見てたんで、本当にうれしいですね」と笑顔を見せた。長さ4・1メートル、重さ7・8キロの白い綱。責任感を表すだけでなく、稀勢の里(現二所ノ関親方)の昇進時(長さ4・1メートル、重さ6・4キロ)と比べて、実際に重い。

 これは太い綱を要求したから。「叔父さんも太い方が好きだったと聞いた。『へえ~そうなんだ』って思った」。元横綱朝青龍も緊急来日する奉納土俵入り。新旧横綱が初対面する場となった。

 叔父と同じ雲竜型土俵入りの指導を受けた武蔵川親方は、貴乃花のライバルで史上8位タイの優勝12回を誇る。最初に「一人でやって」と伝えると「分からない」と返答された。豊昇龍は予習していなかった。

 親方は「ヤバいと思ったよ。それが2、3回やったら覚えた。覚えるのが早い。四股が重い。せり上がりがキレイ」と褒めた。指導は15分程。センスの良さを発揮した。

 化粧まわしは、武蔵川親方が全盛期に使用したもの。著名な画家・千住博氏による波のデザインが印象的な三つぞろいだ。太刀持ちは平戸海、露払いは明生が務める。綱を作成する綱打ちには、御嶽海ら一門の関取が勢ぞろいした。

 豊昇龍は誓った。「本当に、俺でいいのかなって思った。みんなのうれしそうな顔を見て、もっと頑張らなきゃいけないなって」。感謝とともに新横綱が始動する。

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