新横綱豊昇龍は再び「気魄一閃」の4文字 「その通りに今まで頑張ってきた。だからその言葉をこれからも使おうと」
日本相撲協会は29日、都内で臨時理事会と春場所(3月9日初日・エディオンアリーナ大阪)の番付編成会議を開き、大関豊昇龍(25)=立浪=の第74代横綱昇進が正式に決定した。
注目の伝達式で豊昇龍は「謹んでお受けいたします。横綱の名を汚さぬよう、気魄一閃(きはくいっせん)の精神で精進いたします。本日は誠にありがとうございました」と口上を述べた。
「気魄一閃(きはくいっせん)」は大関昇進時の伝達式でも述べた言葉。この日の伝達式後の会見で、インタビュアーから「どこかで聞いたことがあるような…」と問われると「へへへ」と照れ笑いして「ですよね」。あらためて思いを問われ、「自分が大関上がった時から気魄一閃という言葉が一番気になって。その通りに今まで頑張ってきたんだと思います。だからその言葉をこれからも使おうと思って、親方と話し合って決めたんで」と話した。
「気魄一閃」はスポーツの応援幕などに記される言葉だが四文字熟語ではない。どんな思いを込めたのか問われ「自分に何が起きても、何があっても力強く立ち向かうことにして、頑張りたいと思って使いました」と大関昇進時と同じように説明した。
過去の伝達式では第65代横綱になった貴乃花が「不撓(ふとう)不屈」「不惜身命(ふしゃくしんみょう)」と述べるなど四文字熟語が定番化。前日には今回の口上の文言を師匠の立浪親方(元小結旭豊)と相談して決めたとし「言わないよ。楽しみに待っていてください」と話していた豊昇龍だが、自身が大事にしてきた4文字を今回も思いに込めた。
【平成以降の横綱昇進伝達式での口上】
旭富士「横綱の名を辱めぬように、全力を尽くして努力精進」
曙「横綱の地位を汚さぬよう、稽古に精進」
貴乃花「今後も不撓不屈の精神で、力士として不惜身命を貫く所存」
若乃花「横綱として堅忍不抜の精神で精進」
武蔵丸「横綱の名を汚さぬよう、心技体に精進」
朝青龍「横綱として相撲道発展のために一生懸命頑張ります」
白鵬「横綱の地位を汚さぬよう、精神一到を貫き、相撲道に精進」
日馬富士「横綱の自覚を持って、全身全霊で相撲道に精進」
鶴竜「横綱の名を汚さぬよう一生懸命努力」
稀勢の里「横綱の名に恥じぬように精進」
照ノ富士「不動心を心がけ、横綱の品格、力量の向上に努めます」





