女王早田の壁に屈した大藤沙月 経験の差痛感「頭の部分で負けてしまった。1つ上だなと思いました」 飛躍誓う20歳「来年は圧倒的に優勝したい」
「卓球・全日本選手権」(26日、東京体育館)
女子シングルス準決勝が行われ、大藤沙月(20)=ミキハウス=が、パリ五輪銅メダリストで大会2連覇中だったパリ五輪銅メダリストの早田ひな(24)=日本生命=に0-4で敗れ、初の決勝進出はならなかった。
昨年10月のWTTチャンピオンズモンペリエで初優勝を果たし、一気に頭角を現してきたニューヒロイン候補だが、左手首に不安を抱えながらも気迫のプレーをみせる女王に完敗。「1ゲーム目も3ゲーム目も競り合いで負けてしまった。あのゲームをとれていたら分からなかったと思う。取りきれなかったのは自分の実力がまだまだだなと感じました」と、振り返った。
経験の差を痛感したようで「今日は相手の頭の部分で負けてしまった。自分のプレーを出させてもらえなかった。ボールは本調子ではなかったんですけど、それをカバーする頭の良さがあって。そこが自分にはなかった。ここ一本、と山を張っているところの逆に来た。待っていても、質が高いのであれ?あれ?となった。決めたいポイントで決めきれなかった。1つ上だなと思いました。経験で負けていた。その部分を磨いていきたい」と語り、「悔しいんですけど、次に向けてまた頑張っていきたい。来年はもっと実力をつけて圧倒的に優勝したいです」と、今後を見据えた。





