大坂なおみ 無念の3回戦負傷棄権「最後まで戦いたかった」出産と故障との因果関係は否定
「テニス・全豪オープン」(17日、メルボルン)
シングルス3回戦が行われ、女子で世界ランキング51位の大坂なおみ(フリー)は2021年東京五輪金メダルのベリンダ・ベンチッチ(スイス)と対戦し、第1セットを6-7で落とした後に腹筋の負傷で棄権した。シングルスの日本勢は全て敗退した。女子ダブルスは柴原瑛菜(橋本総業)とロシア出身のベロニカ・クデルメトワのペアと加藤未唯(ザイマックス)レナタ・サラスア(メキシコ)組が1回戦を突破した。
大坂は第1セットで5-2と優位に立ちながらも失速し、タイブレークでセットを落とすと、棄権を申し出た。「競技者としては最後まで戦いたかった」と話した。直前のツアー大会でも腹部のけがのため、決勝を途中棄権。この日も「具合はあまり良くない」と表情を曇らせた。会見で外国人の女性記者が質問した出産と故障との因果関係については「原因は爆発的なサーブのせいだと思う」と否定。「米国での連戦に間に合うように回復できたら」と3月からのツアー復帰を視野に入れた。





