Bリーグ・広島が逆王手! 第1Q圧倒→第2Q逆転許し→最終Qで再逆転 28日決戦、悲願へ今季で引退の朝山「最高の景色を」

 試合後に充実の表情で取材対応する広島・朝山正悟(撮影・畠山賢大)
 琉球に勝利し、タッチを交わす広島・中村(12)ら
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 「Bリーグ・チャンピオンシップ・決勝・第2戦、広島72-63琉球」(26日、横浜アリーナ)

 横浜の地で“広島”が熱かった!!カープは3連勝。そしてBリーグは2戦先勝方式の決勝第2戦が行われ、初戦で敗れて崖っぷちだった広島(ワイルドカード)が、連覇を目指す琉球(西地区2位)を72-63で下した。試合開始とともに果敢な攻めを見せ、一時は逆転されるも盛り返して勝利を奪取。初優勝へ-。運命の第3戦は28日に行われる。

 前日とはまるで別のチーム。初のファイナルの舞台に硬さも見られた初戦とは身のこなしが違った。スピードに迫力も合わさった攻撃と体を張った守備を展開し、「タフな戦いだったが、自信を持って最後までプレーできた。それが素晴らしかった」とミリングHC。本来の姿を取り戻したドラフラがチーム一丸で“逆王手”をかけた。

 試合開始から一気呵成(かせい)に攻めた。前日からスタメンを入れ替え、河田、ブラックシアーの身長208センチコンビが新たに名を連ねた。高身長の選手を多く起用する“ビッグラインナップ”で攻撃に迫力を持たせ、第1クオーターは21-14で圧倒。ミリングHCも「出だしがきのうは良くなかったので、流れを変えた。スタートの流れが今日は良かった」とうなずいた。

 そこから第2クオーターで逆転を許すも逆境で燃えるのが今季の広島だ。後半から再び追い上げに転じ、第4クオーター序盤に再逆転して、そのまま勝利。3Pシュートを5発中4本も沈める躍動を見せた山崎は「後半に僕らが強いというのは分かっていた。だから後半に一気に巻き返す形になったと思う」と力を込めた。

 今季限りで現役を引退する朝山も「こんな自分たちの強みが出せるチームなったことが頼もしい。最高の景色を見たい」と気合。悲願まではあと1勝だ。ミスタードラゴンフライズとともに下克上を完結させる。

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