新小結大の里が史上最速での初優勝 Vに涙があふれる 同郷・石川の大先輩、輪島を上回るスピード記録

 「大相撲夏場所・千秋楽」(26日、両国国技館)

 新小結大の里が阿炎を破って12勝3敗で初優勝を果たした。初土俵から所要7場所目の初V。今年春場所の尊富士の10場所を上回る史上最速で、幕下付け出しでも1972年夏場所の輪島の15場所目を上回る史上最速優勝となった。

 大の里は立ち合いから積極的に前に出ると、阿炎を一気に押し出した。取組直後こそ冷静だったものの、こみあげる思いがあったのか大の里の目から次第に涙があふれた。

 初日に横綱照ノ富士を撃破し波に乗った。師匠の二所ノ関親方(元横綱稀勢の里)は「やっぱり土俵の経験は稽古場の1000番、1万番相撲を取るぐらいの価値がある」と表現していた。

 5、6日目には霧島、琴桜の両大関も連続して撃破。単独トップに立った14日目には、対戦経験が少ない巨漢タイプの湘南乃海をガッチリ受け止めて、最後は力強く押し出すなど日々、成長を遂げていた。

 大の里は初Vに加え、2場所連続2回目となる技能賞、殊勲賞受賞も果たした。

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