元十両の輝鵬改め川副4場所ぶり復帰星「変な緊張をしました」 昨年11月に左足甲を手術

 土俵入りする川副
 津軽海(左)を寄り切りで破る川副
 川副ー津軽海(下)
3枚

 「大相撲夏場所・13日目」(24日、両国国技館)

 元十両で東三段目84枚目の輝鵬改め川副(伊勢ケ浜)が昨年秋場所以来4場所ぶりに復帰し、津軽海(玉ノ井)を右差し速攻で寄り切って白星を挙げた。

 昨年11月1日に左足甲を手術。3場所連続で全休し、今場所も6番相撲までは休場していた。247日ぶりの本土俵に「変な緊張をしましたね」と苦笑。「この景色は懐かしい」と感慨を口にした。

 7番相撲のみの出場を決めた理由を「今日はサプライズです」とジョークを飛ばしつつ「来場所に向けての雰囲気の確認」と説明。「感覚は(以前とは)違った。初日じゃなく今、味わえたのはよかった。この一番が来場所生きてくると思う」と、名古屋場所(7月14日初日、ドルフィンズアリーナ)へ向けた積んだ貴重な経験を振り返った。

 元学生横綱で、幕下15枚目格付け出しデビューから所要5場所で新十両昇進。しかし、昇進した昨年名古屋場所からケガに泣き、2場所で関取の座を失った。

 手術で左足に埋め込んだボルトは、定着するのに1年ほどかかるという。回復具合は「6、7割じゃないですか」と明かし、相撲をとる稽古も再開していない。それでも、一時閉鎖された宮城野部屋から合流した伊勢ケ浜部屋での関取衆同士の稽古を目の当たりにし「刺激しかない。オレもあそこでやらなきゃいけない」と燃えている。部屋には日大の後輩・草野も入門し、幕下最下位格付け出しデビュー。発奮材料には事欠かない。「先に行かれたので、すぐに追いつくように頑張ります」と川副。復活への一歩を記し、晴れやかな表情を浮かべた。

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