大坂なおみ「娘のことを思い出した」 試合中に子どもの声響くも神対応

 「女子テニス・ビリー・ジーン・キング杯・予選、日本-カザフスタン」(12日、有明コロシアム)

 シングルスの第2試合が行われ、元世界ランキング1位の大坂なおみ(フリー)は、世界50位のユリア・プチンツェワを相手に6-2、7-6でストレート勝ちを収めた。第1セットは第5ゲームから4連続で奪って先取し、第2セットはタイブレークの末に勝利。出産後初で、22年9月以来の国内プレーを白星で飾った。

 第2セットでは、子どもの声が場内に響き、プレーが一時中断する場面があった。保護者と見られる人物が、会場の外に子どもを連れ出して試合は再開。その後、大坂は“ハプニング”にリズムを崩すことなく、冷静にサービスエースを決めた。

 会見で、その時の心境を問われると「娘のシャイのことを思い出した」とにっこり。「(外に連れ出す)お母さんが気にしていたように見えたので、『大丈夫よ』という気持ちが強かった」と、同じ子を持つ母として柔らかい表情で振り返った。

 大坂は23年7月に女の子を出産。休養期間を経て、今年1月のブリスベン国際からツアーに復帰した。

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