羽生結弦さん「もっと希望を届けたい」 3・11東日本大震災から13年、故郷・宮城県でアイスショー

 フィギュアスケート男子で五輪2連覇を達成した、プロスケーターの羽生結弦さん(29)が座長を務めるアイスショー「notte stellata」が8日、宮城県セキスイハイムスーパーアリーナで開幕した。同公演は2年連続の開催。被災を経験した東日本大震災から11日で13年を迎える中、生まれ故郷から世界に希望を発信した。

 オープニングで公演タイトルの「notte stellata」を情感豊かに舞うと、前半の最後にはスペシャルゲストで女優の大地真央とのコラボレーション演目「Carmina Burana」に挑んだ。運命に翻弄(ほんろう)され、もがき、惑いながらも、希望を見いだして前に進んでいく青年を熱演。大トリでは新プログラム「Danny Boy」を初披露。澄みわたるピアノの旋律にのり「希望」を体現した。

 初めて3・11に演技を披露した昨年公演では、辛い記憶に「とらわれながら滑っていた」という。それでも羽生さんには支えてくれる人たちがいた。「皆さんから希望とか勇気とか元気とかいろんなものをいただけた。今回は、あの時もらったものをもっともっと返したい。もっと希望を届けたいと思っています」。その舞いで未来を照らしていく。

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