パリ五輪出場を決めている男子バスケットボールのトム・ホーバスヘッドコーチが１６日、公開合宿で取材に応じ、五輪出場に前向きな姿勢を示しているＮＢＡレイカーズに所属する八村塁について「彼は素晴らしい選手。塁が入ったら、ジョシュ５番（センター）、塁４番（パワーフォワード）、（渡辺）雄太３番（スモールフォワード）になる」との構想を明かした。

　続けて「リバウンドももっと強くなるし、パワーアップできる。塁は（ＮＢＡレイカーズで）トランジション（ディフェンスとオフェンスの切り替え）をやっていて、よく走っている。うちのスタイルに合っているし、本当に楽しみ」と期待の言葉を寄せた。

　八村は米国時間１３日に「オリンピックのことも考えていきたいと思っているので、そこでいろいろ自分でもこれから目標を立てていけたら」と言及した。

　パリ五輪の出場権をかけた昨年夏のワールドカップでは、ＮＢＡの新シーズンへの準備を優先するため、日本代表入りを辞退している。