ロコ・ソラーレ、3連覇ならず 逆転勝利もまさかの2次L敗退 藤沢「悔いはたくさん残ってる」 3チーム並ぶも対戦成績で無念 11年ぶりに表彰台も逃す

 フォルティウス戦に挑んだロコ・ソラーレの藤沢五月(C)JCA/H.IDE
 試合終了後、抱き合ってたたえ合うロコ・ソラーレSの林未来(左手前)と本橋麻里(代表撮影)
 第4エンド終了後、話し合うロコ・ソラーレの選手たち。左から藤沢五月、鈴木夕湖、吉田知那美、吉田夕梨花(代表撮影)
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 「カーリング・日本選手権」(2日、どうぎんカーリングスタジアム)

 女子2次リーグ最終戦が行われ、五輪2大会連続メダルのロコ・ソラーレはフォルティウスを7-6で下し、1次リーグの成績を一部持ち越した成績で3勝2敗としたが、同勝敗で並んだチーム(中部電力、SC軽井沢ク)との対戦成績により、敗退が決まり、3連覇を逃した。ロコ・ソラーレが表彰台を逃すのは前身のLS北見時代を合わせて平昌五輪直後で不出場の18年大会を除き、4位だった13年大会以来11年ぶり。北海道銀行が4勝1敗で首位通過し、4日の決勝進出を決めた。中部電力とSC軽井沢クが3日に決勝をかけて準決勝を行う。

 第1エンドは互いに点が入らないブランクエンド。第2エンドは有利な後攻でスキップ藤沢五月のラストショットがショートしてしまい、2点のスチールを許す苦しい展開に。第3エンドは2点を奪ったが、続く第4エンドは2点を奪われ、前半は3-4で折り返した。

 後半開始の第6エンドに1点をスチール。さらに第7エンドも相手のミスをついて1点をスチール。逆転に成功した。しかし、第8エンドに同点に追いつかれると、第9エンドにダブルテークアウトを狙った藤沢のラストショットが決まらずに1点スチールされた。

 1点を追う最終エンドに2点を奪い、逆転勝ちした。藤沢は「崖っぷちに立ってもこういう試合ができたのはよかった。(大会を通じては)作戦的なミスだったり、ああすれば、こうすればという悔いはたくさん残ってる」と、振り返った。

 ロコ・ソラーレは開幕4連勝で1次リーグを終えていたが、2次リーグでは昨年準優勝のSC軽井沢クに初黒星を喫した。同日夜の中部電力にも敗れ、連敗していた。2連敗した前夜、藤沢は「明日の試合で第2ラウンド(2次リーグが)最後になる。目の前の1投をしっかり全員で決めることを目標に、私たちの強みは崖っぷちから這い上がることなので。あしたの試合はしっかりどうなろうとも、戦いきることが一番の目標」と掲げていたが、惜しくも2次リーグ敗退となった。

 今大会から26年ミラノ・コルティナダンペッツォ五輪の選考がスタート。1次予選リーグで10チームが2ブロックに別れ、総当たりで戦った。2次予選リーグは各ブロックの上位3チーム(計6チーム)が総当たりで対戦(1次予選リーグで対戦した相手とは試合を行わず、1次予選リーグの結果を持ち越す)。2次予選リーグの上位3チームが決勝トーナメントに進出する。優勝チームは世界選手権(3月16日~24日、カナダ・ノバスコシア)に決定し、26年ミラノ・コルティナダンペッツォ五輪の代表候補にもなる。

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