体調不良の伊藤美誠、五輪女王にストレート負けで涙「こんな状態でも試合できてよかった」パリ五輪代表争い劣勢のまま最終決戦へ

 東京五輪女王の陳夢(右)にストレート負けした伊藤美誠
 プレーする伊藤美誠
 プレーする伊藤美誠
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 「卓球・WTT女子ファイナル」(16日、名古屋金城ふ頭アリーナ)

 シングルス準々決勝が行われ、世界ランク10位の伊藤美誠(23)=スターツ=は、同3位で東京五輪金メダルの陳夢(中国)に0-3でストレート負けを喫した。通算7度目の対戦となったが、初勝利はならず。勝てば得られたパリ五輪代表選考ポイントも逃し、現在2番手の平野美宇(木下グループ)との差は34・5点差のまま、最終対象大会の全日本選手権(来年1月、東京体育館)で逆転切符を狙う。

 日本のファンの後押しを受けた伊藤だったが、過去6戦全敗だった五輪女王に試合時間わずか25分で玉砕した。序盤はサーブや意表を突くカウンターなどで健闘したが、第1ゲームを8-11で落とすと、第2ゲームは2-11、第3ゲームも6-11と流れを変えられないまま力尽きた。

 疲労や睡眠不足から大会前から体調不良だったというものの、日本勢で唯一8強に残り、五輪女王に立ち向かう姿は見せた。「(力を)振り絞って、(コートに)立つことが大事かなと。こんな状態でも(陳夢と)試合ができて良かった」と目に涙を浮かべつつ、「1ゲーム目は(内容が)いい流れで相手に取られて、陳夢選手が楽な気持ちになったかな。2ゲーム目以降は淡々とやってきた。でも1ゲーム目みたいな戦い方がこれからできていけば、少しずつ(勝てる)可能性があるなと感じました」と必死に前を向いた。

 パリ五輪切符へは依然劣勢だが、逆転の可能性は残る。「まずは寒いので、体調管理をしっかりしたい。(全日本は)試合数が多いので、初戦から楽しんでできるようにしっかり練習したい」と決意を込めた。体調不良のためインタビューを短めに切り上げると、報道陣に謝罪し、せき込みながら取材エリアを後にした。

 ◆パリ五輪代表選考ポイント女子上位5人(12月11日発表)

(1)早田ひな=790・5点

(2)平野美宇=486点

(3)伊藤美誠=451・5点

(4)木原美悠=354点

(5)張本美和=330・5点

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