宇野昌磨 今季自己ベストで2位発進 首位発進のマリニン4回転半に「レベル高すぎ(笑)」

 宇野昌磨
 演技を終え、ガッツポーズする宇野昌磨(共同)
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 「フィギュアスケート・GPファイナル」(7日、北京)

 男子ショートプログラム(SP)は昨年覇者の宇野昌磨(25)=トヨタ自動車=が今季自己ベストの106・02点で2位につけた。イリア・マリニン(米国)がSPでは世界初のクワッドアクセル(4回転半ジャンプ)成功を果たし、今季世界最高の106・90点でトップ。初出場の鍵山優真(オリエンタルバイオ・中京大)は3位、三浦佳生(オリエンタルバイオ・目黒日大高)は4位。ジュニア女子のSPで2連覇を目指す島田麻央(木下アカデミー)は68・27点で2位だった。

 頂上決戦にふさわしい、激しい争いだった。2番滑走の宇野は4回転フリップ、4回転-3回転の連続トーループを着氷し、演技終了時点で今季世界最高をマークした。ただ、直後の鍵山が100点超えで続くと、マリニンが超大技・クワッドアクセルを決め、今季世界最高を塗り替えた。これには宇野も「レベル高すぎて無理です。やってられない」と笑うほどだった。

 今季力を入れる表現力。演技構成点は全体トップと存在感を示した。ステファン・ランビエルコーチからも「最後のステップ、スピンはすごく良かった」褒められたが、「僕のベースを出しただけ」という。「次はもっとチャレンジ的なSPを」と目標は尽きない。

 今大会はSPとフリーの合計の自己ベストが300点を超える選手が6人中4人と、SP2位でも油断はできない。2連覇が懸かるフリーへ「SPの点数はあってないようなもの。フリーもまた面白い戦いが見られるんじゃないか。ぜひ楽しんでいただけたら」とハイレベルの戦いを歓迎していた。

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