細谷恭平が日本人トップ4位もパリ五輪設定記録突破ならず「悔しい気持ちが強い」 最後の1枠の行方は?MGC3位で優位の大迫傑、動向は「後日発表」

 4位でゴールする細谷恭平
 41キロ付近、力走する細谷恭平(代表撮影)
 35キロ付近、力走する細谷恭平(左)。右は優勝したマイケル・ギザエ(代表撮影)
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 「福岡国際マラソン」(3日、平和台陸上競技場発着)

 24年パリ五輪代表選考の残り1枠をかけたファイナルチャレンジを兼ねたレースが行われ、ただ1人の国内招待選手の細谷恭平(28)=黒崎播磨=が2時間7分23秒で日本人トップの4位に入った。

 MGCでは転倒で途中棄権となった細谷は、先頭集団でレースを進め、ペースメーカーが外れた30キロ以降も食らいついたが、ペースが上がりきらず、海外選手とのラストスパート勝負で遅れ、パリ五輪ファイナルチャレンジの設定記録(2時間5分50秒)突破はならなかった。

 レース後は「力は出し切れたが、目標に届かず、悔しい気持ちの方が強い」と、語った。

 設定記録突破者が出ない場合、パリ五輪の残る1枠はMGC3位の大迫傑(ナイキ)に決まる。現状では待つのか、それともファイナルチャレンジ対象レースに出場するかの態度は保留しているが、この日、テレビ朝日の中継の解説を務めた大迫は、同じく解説の瀬古利彦氏から「つながったね」とふられ、「そうですね」としつつ「今後、大阪、東京に記録を狙える選手が集まる。僕自身に関しては後日発表になりますが、僕自身も僕自身で頑張っていきたい」と、語った。

 ◇パリ五輪のマラソン代表選考

 10月に行われたマラソングランドチャンピオンシップ(MGC)で男女とも上位2選手(男子は小山直城、赤崎暁、女子は鈴木優花、一山麻緒)が決定。残り1枠は「ファイナルチャレンジ」の対象レース(福岡、大阪、東京)で設定記録(男子は2時間5分50秒)を上回った中で最速の選手が決まる。突破選手がいなかった場合はMGCで3位の大迫傑となる。

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