宇野昌磨 まさか転倒「僕の力不足」 4回転ミス今季初戦2位も「マイナスな気持ち全くなかった」

 「フィギュアスケート・中国杯」(11日、重慶)

 男子は今季初戦でSP首位の宇野昌磨(トヨタ自動車)がフリーは2位の合計279・98点で2位。SP2位のアダム・シアオイムファ(フランス)がフリー1位の298・38点で第3戦フランス大会に続いて優勝し、ファイナル(12月・北京)進出を決めた。

 ほろ苦い今季初戦でも、宇野の表情は柔らかかった。「すごく良かった演技。マイナスな気持ちが全くなかった」。フリーは4回転ジャンプのミスが響き、合計得点で自己記録の312・48点から30点以上も下回ったが、演技後は小さくうなずいた。

 直前に滑ったシアオイムファがフリーで今季世界最高得点をたたき出した。歓声が巻き起こる場内に、最終滑走者として登場。冒頭の4回転ループで転倒し、続く4回転フリップは2回転になった。3種4本の4回転で成功したのは、後半に組み込んだ4回転-3回転の連続トーループのみだった。

 優勝を逃したのは22年北京五輪の銅メダル以来だった。今大会でもSPは105・25点の今季世界最高で首位発進。それだけに2位の結果は意外だったが「皆さんが思い描いていたものとは違ったものになったと思うけど、それは僕の力不足」と素直に受け止めた宇野。今後はNHK杯(24日~26日、大阪)に出場予定。GPファイナル進出へ、世界王者が立て直して挑む。

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