号泣の織田信成 全日本出場NG「分かっていた」逆転V 復帰届が今夏まで未提出「非常に残念」

 「フィギュアスケート・西日本選手権」(28日、ひろしんビッグウェーブ)

 男子フリーが行われ、2010年バンクーバー五輪代表で、昨季約9年ぶりに現役復帰した織田信成(36)=大阪スケート倶楽部=が155・45点をマークし、合計216・75点でSP7位から逆転優勝した。本来であれば上位6人に入ると、12月の全日本選手権(長野)の出場権を得るはずだったが、復帰の手続き不十分により、日本スケート連盟が28日までに出場権そのものがなかったことを発表した。

 織田は22年11月の現役復帰後、23年1月に国体に出場。全日本選手権を10年ぶりに目指すことを公言していた。ただ、肝心な復帰届が今夏まで未提出で、国体と全日本選手権に出場する権利を有していなかった。

 演技を終えた織田は、この件について「出場できないのは非常に残念。この大会前に出られないと分かっていた」と号泣。国内最高峰の大会への道は断たれたが、フリーでは4回転トーループを2度成功させるなど収穫もある。今後は「自分の出られる大会があったら挑戦したい」と前向きに思い描いた。

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