超大物パッキャオのパリ五輪挑戦表明、アマ代表の岡沢セオンが対戦熱望「おいしい相手」「アマなら100%僕の方が強い」

パリ五輪でのパッキャオとの対戦を熱望した岡沢セオン
 杭州アジア大会での五輪出場権獲得を誓った(左から)坪井智也、原田周大、秋山佑汰、岡沢セオン、荒本一成
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 ボクシングのパリ五輪予選となる杭州アジア大会の男子71キロ級代表で、21年ウェルター級世界王者の岡沢セオン(27)=INSPA=が20日、都内で取材に応じた。今大会で決勝に進出すれば来夏の五輪出場権を獲得できるだけに「優勝することしか考えてない。優勝して、パリ五輪の出場権も取ってきたい」と意気込みを語った。また、プロで元世界6階級制覇王者のマニー・パッキャオ(44)=フィリピン=がパリ五輪挑戦の意向を表明していることを受け、「めちゃくちゃやりたいです!(アマチュア)ボクシングを見てもらえるいい機会」と対戦を熱望した。

 超大物レジェンドの殴り込みを、アマチュア界の元世界王者が興奮気味に歓迎した。パッキャオが乗り込んでくる場合、同階級となる可能性が高い岡沢は「僕もテレビで見ていたような選手で、めちゃくちゃすごい選手」とリスペクトを込めつつ、「アマチュアボクシングに来たら絶対に僕の方が強いので、100%」とプライドも強調。「(試合を)やったら話題になるし、(知名度を上げる上で)おいしい相手なんじゃないかと。ぜひ(五輪に)出てきてもらって、(他のアマ選手に)負ける前に初戦とか早い段階で対戦したい。誰が(対戦の権利を)引くかだと思う」と色気を見せた。

 パッキャオは今回のアジア大会には年齢制限で出場できないものの、来年の五輪予選から出てくる可能性がある。岡沢は「僕は今回で五輪を決めちゃうんで、どうにかうまく勝ち上がってもらって、五輪で(試合を)やれたらいろんな人に見てもらえる」と期待を大きく膨らませた。

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