サニブラウン 6位入賞に「ステップアップできた」 女子やり投げ金の北口に刺激「自分も頑張んなきゃ」

 陸上の世界選手権(ブダペスト)に出場したサニブラウン・ハキーム(24)=東レ=が29日、羽田空港に帰国した。男子100メートルで五輪を含めて日本史上最高成績に並ぶ6位入賞を果たし「昨年は(7位で)悔しい結果だった。今年も満足はしていないけど、ステップアップはできた」とうなずいた。

 女子やり投げでは北口榛花(JAL)が金メダルを獲得。歴史的快挙に「やるところはやってくれると思っていた」と祝福したが「うれしい半面、自分も頑張んなきゃなと刺激になった」とも話した。

 次回は2025年に東京・国立競技場を舞台に開かれる。今大会の閉会式で周りから「次は東京だ」と声をかけられたことで「鳥肌が立った」と実感も湧いた。「満員のスタジアムで走れるのは選手としてもうれしいし、それが東京でできたら」と思い描いている。

 来年にはパリ五輪も控える。「やるべきことをやって、パフォーマンスを上げたい」。悲願のメダル獲得へ、夏の収穫を糧にする。

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