北海道銀行が接戦制す「勝てて良かった」 20歳・仁平美来は空手10年経験者「精神力が役に立った」

 「カーリング・アドヴィックスカップ」(26日、アドヴィックス常呂カーリングホール)

 大会3日目が行われ、北海道銀行がフィロシーク青森を6-4で下し、同日夜の試合に進んだ。この試合でフォースを務めた仁平美来(20)は「勝てて良かった」と安堵(あんど)の表情を浮かべた。

 第4エンドを終えて4-1とリードしたが、第5エンドで相手に3点のビッグエンドを許してしまった。ただ「『声出てないね』とみんなで声をかけあって、最後まで密にコミュニケーションを取れた」と気持ちを切り替えた。第6エンドは互いに得点が入らないブランクエンドとなったが、第7エンドで2点を入れて勝利を決めた。

 若手で構成される北海道銀行だが、日本選手権では22年に3位、23年に5位と検討。23年大会では予選で北京五輪銀メダルのロコ・ソラーレと強豪の中部電力を破ったことで「自信になった」と成長を感じている。

 仁平は5歳から中学3年まで、10年間空手をしており、全国大会に出場した経験も持つ。カーリングは2014年の北海道タレントアスリート発掘・育成事業の1期生に選ばれたことをきっかけに開始。「空手は1人で戦うスポーツで、すごく孤独な感じで、すごく精神力が必要。(カーリングは)チーム競技なんですけど、投げる時は自分でその気持ちをコントロールしないといけないので、そういう所は役に立ったのかな」とうなずく。

 現在は北海道教育大学岩見沢校の3年生。スポーツ・コーチング科学コースに所属し、スポーツに関することを学んでいる。今後へは「日本代表してオリンピックで金メダルを取ることを目標に、卒業してからもカーリングを続けて行こうと思っています」。まずは今季で好成績を目指す。

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