ロコ・ソラーレが今季初戦白星発進 ムキムキ肉体美披露から1カ月、藤沢も好ショット連発「いい出だし」ボディビル挑戦で得た自信明かす
「カーリング・アドヴィックスカップ」(25日、アドヴィックス常呂カーリングホール)
女子が行われ、五輪2大会連続メダルのロコ・ソラーレが今季初戦に臨み、札幌国際大を5-4で下し、白星発進を決めた。
第1、2エンドと連続スチールで序盤の主導権を握ったが、第3エンドに2点を許すと、第4エンドは中央の相手ストーンを狙ったスキップ藤沢五月のショットがガードに当たってしまい、1点スチールを許した。
それでも後半の第5エンドも有利な後攻ながら中盤からやや苦しい展開となったが、藤沢が好ショットを続け、複数点の2点を獲得。第6エンドには不利な先攻のラストショットで、難しいダブルテークアウトを決め、相手に1点を取らせることに成功。今大会は110分ランニングタイム制で行われており、最終エンドとなった第7エンド。藤沢のラストショットはやや弱めだったが、サードの吉田知も加わった3人スイープで中央まで運び、何とか1点を奪い、勝利を決めた。
藤沢は7月にボディメイクコンテストに挑戦し、ムキムキな筋肉美を披露してから約1カ月。精悍な顔つきにやや挑戦の名残を残しつつ、氷上へと戻ってきた。
試合後、藤沢は「シーズン初戦で、私たちは他のチームより遅れてスタートになったんですけど、ベストな状態かと言われると、まだ課題が残るような、もう少し練習した方がいいレベルかなと思う。ただ、パフォーマンスとしてはシーズン最初としてはいい出だしだったんじゃないかな」と、笑顔で振り返った。そして「すごく盛り上がる大会にしていけたら。課題が残る大会になるとは思うが、盛り上がる試合、外の暑さに負けない熱い試合をしていきたい」と、誓った。
ボディメイク挑戦で絞った体は1カ月で戻し「1カ月前にだいぶ減らして臨んではいたので。カーリングに臨む上ではある程度しっかり体重を戻さないと、石のパワーも変わってきてしまう。ある程度戻すという意味で、好きなものを食べて。メンタルも準備してこの大会に臨めた」と、笑いながら振り返った。
今回の挑戦で1つ大きな収穫もあったという。「私、標準プラぐらいの体重が生まれてこの方ずっとだったので、正直自分に体に対してのコンプレックスがあった中で、1回体を絞りたいと。食事管理についていただいて、実際体も変わることができた。カーリングの部分でもそうなんですけど、自分への自信、気持ちという部分でみなさんも多少なりとも自分にコンプレックスはあると思うんですけど、やる気次第で変えられるんだっていう部分で、メンタル的な自信も正直ついたので、それはカーリングにもつながるんじゃないかと思う」と、うなずいた。



