伊藤美誠 Tリーグ今季初出場で快勝「いい波に乗れる」五輪選考ポイントも加算「平野選手を超す気持ちが大事」
「卓球・ノジマTリーグ女子、日本生命4-0京都」(14日、大田区総合体育館)
女子1試合が行われ、日本生命が4-0で京都に勝利した。東京五輪代表でエースの伊藤美誠(22)=スターツ=が今季初出場を果たし、第3試合で成本綾海に3-1で勝利。第1ゲームを落としつつも、徐々にリズムをつかんで逆転し「今シーズン初めての試合で、しっかり勝つことができて良かった。いい波に乗ることができる」とうなずいた。パリ五輪代表選考ポイント2点も加算した。
前週のWTTコンテンダー・リマ大会(ペルー)に出場し、約30時間の長時間フライトを経て9日夜に帰国。疲労や時差ボケが残っており、夕方には眠くなってしまうと明かし「まだちょっと(昼夜が)逆転している。(今日は)久々に夜に動いて、眠かったが、体(の状態)は良かった」と笑った。
来年1月まで続くパリ五輪代表レースでは現在3番手。シングルス代表2枠を争って、2番手の平野美宇(木下グループ)を追っている。Tリーグでは今季シングルス1勝につき、選考ポイント2点が加算されるだけに「本当は全部出たいが、国際大会も重なっている。ケガもしないように、出られるところは出たい」と伊藤。来月には選考ポイント対象で配点も大きいアジア選手権(9月3日開幕・平昌)を控えており、「最低でも8強には入って、優勝が最大の目標だが、どの試合でも平野選手を超す、(トップの)早田選手を超すって気持ちが大事」と力を込めた。





