フィギュア三浦佳生が2日連続V!3日間で2大会のハード日程乗り越え 優勝賞品の近江牛は「家族でおいしく」

男子フリーの演技を終え、笑顔を見せる三浦佳生=大津市の木下カンセーアイスアリーナ
男子フリーで演技する三浦佳生=大津市の木下カンセーアイスアリーナ
フィギュアスケートのげんさんサマーカップで優勝し、笑顔の三浦佳生(中央)。右は3位の山本草太=大津市の木下カンセーアイスアリーナ
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 「フィギュアスケート・げんさんサマーカップ」(13日、木下カンセーアイスアリーナ)

 男子フリーが行われ、今年3月の世界ジュニア選手権(カナダ)を制したSP2位の三浦佳生(18)=オリエンタルバイオ・目黒日大高=がフリー170・67点、合計262・51点で逆転優勝を果たした。

 冒頭のトリプルアクセル(3回転半ジャンプ)を降りると、続く4回転トーループ-3回転トーループの連続ジャンプを降りた。4回転サルコーは転倒したが、後半の4回転トーループは降りた。今季フリー曲の人気漫画、テレビアニメの「進撃の巨人」のテーマに合わせて会場を盛り上げた。

 12日に木下トロフィー争奪大会で優勝したばかり。3日間で2大会に出場するハードスケジュールは「疲労との戦い。6分間練習からいつもと違う苦しさがあった。攻めずに小さくなりすぎた」と振り返った。「演技自体は全くだめだった」と苦笑いだが、今大会の優勝で賞品の「近江牛すき焼き用1キロ」をゲット。「お肉を取れたのはうれしい。家族でおいしく頂こうかな」と笑った。

 今季に向けては「全日本選手権で優勝するつもりで戦います」と気合十分。「2試合の課題を直してシーズン本番で戦えるようにしたい」と見据えた。

 SP4位の片伊勢武アミン(関大)でフリー157・80点、合計238・95点で2位。SP1位の山本草太(中京大)はジャンプのミスが響き、フリー145・42点、合計237・40点で3位だった。

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