福原愛さん側、長男引き渡し要求に再び反論「見世物にして圧力」元夫側・大渕愛子弁護士を名指し批判「福原さんを葬ろうとしている」

 卓球女子五輪メダリストの福原愛さん(34)の代理人弁護士が1日、元夫で16年リオデジャネイロ五輪台湾代表の江宏傑氏(34)と長男の引き渡しを巡って争っている問題で、新たに声明文を発表した。江氏側が27日の記者会見で、東京家裁から子供の引き渡しを命じる保全処分が出たことを発表し、強制執行の手続きも進めていることに対し「家庭裁判所が出した審判前の保全処分については、その内容、直ちに効力が発生すると規定されている執行についても、日本の法律上さらに裁判所で争う手段が認められております。現段階で公衆の面前で裁判所の判断を云々することは時期尚早ではないか」と再び反論。さらに、江氏の代理人を務める大渕愛子弁護士の会見での発言に対しても、名指しで批判した。

 大渕弁護士は福原さんが引き渡しに応じない場合、未成年者誘拐罪で刑事告訴することを示唆し、一昨年8月に福岡地裁で出た同様の判例を紹介していた。福原さん側は「本件とは全く事実関係が異なっており、福原愛さんの行為がその判例により刑法犯に該当する余地は全くありません。メディアに出て大きな社会的な影響力を有しており、弁護士の肩書がある方がこのような言い方をされれば、一般社会では、福原愛さんが犯罪を犯したのではないかという誤解をされることは容易に予想できたことに思われます」と真っ向から反論した。

 さらに、大渕弁護士が「福原愛さんはWTTのGMを務められたり、日本の上場企業の社外取締役を務められたり、そういった立場の方が、このような行動をしていいものかと問題提起すべき」と発言したことにも不快感を示し、「勤務先を名指ししたこの発言は、明らかに、福原愛さんがこうした役職から解かれるように公開で仕事先に圧力をかけて、福原さんを社会的に葬ろうしているように見受けられます」と問題視。「家族の問題であり、お子さんたちの福祉、最善の利益を考えるべき問題です。メディアにおいて大きな影響力を有していらっしゃる大渕代理人に比べれば、福原さんは、一母親であり一方的に攻撃を受ける社会的な弱者であり被害者です」と強調した。

 事前に告知のなかったという江氏の会見以降、福原さんへの風当たりが強くなっている。「今回の記者会見により、福原愛さんとお子さんに対して、メディアによる深刻な人権侵害、恣意的な社会的制裁が発生しております。このような重大な人権侵害は見過ごすわけにはまいりません」。

 さらに、「江宏傑氏がご子息との面会を真にご希望されるのであれば、面会交流調停を申し立てられれば、調査官立ち会いのもとにご子息に面会することもできたはずでした。この1年間、そのような申立てはありませんでした」と指摘。「突然の記者会見、刑事告訴の示唆といった振る舞いは、親権をめぐる私的な問題を劇場的な見世物にしてひたすら母親に圧力をかけるのが狙いであるかのように見えます。面会交流調停を申し立てなかった経緯を振り返れば、ご子息との面会を希望してきたという江氏の主張の一貫性にも疑問がぬぐえません」と、徹底的に批判した。

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