新大関霧島 4日目から途中出場へ 師匠「出る方向。回復力はビックリする」
右肋骨(ろっこつ)骨挫傷のため、大相撲名古屋場所(ドルフィンズアリーナ)を初日から休場している新大関霧島(陸奥)が、4日目の12日から途中出場することになった。11日、名古屋市内の部屋宿舎で5日ぶりに稽古を行い、状態を確認。師匠の陸奥親方(元大関霧島)は「出る方向で。『痛みはない』と言っている。日に日に良くなっているのは間違いない」と、出場にゴーサインを出した。
首、肩から背中に大きなテーピングを施した霧島は、四股などの基礎運動の後、ぶつかり稽古もこなした。見守った陸奥親方は「動きとしては悪くない。ちゃんと当たれていた。回復力は、もうビックリする。4、5日でこれだけ回復するのはすごい」と感嘆。「本人は『全然動けるので、とらせてください』と。出たら休めないぞと言ったが『大丈夫』と言うので」と、出場を熱望する新大関の意志を尊重した。
3敗からのスタート。大関といえど、勝ち越しまでには厳しい戦いが待つ。陸奥親方は「出るなら関脇3人を倒すぐらいの勢いで。変な相撲はとれない。責任感が問われる」と、番付に見合う内容を求めた。




