新大関霧島が休場 初日からは武双山以来23年ぶり 初日不戦敗は昭和以降初 右肋骨骨挫傷

 霧島
 休場者を示す電光掲示版。新大関・霧島も休場のため大関不在の場所となる(撮影・和田康志)
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 「大相撲名古屋場所・初日」(9日、ドルフィンズアリーナ)

 新大関霧島(陸奥)が右肋骨骨挫傷のため、初日から休場することが決まった。休場は2020年秋場所以来4度目。初日の対戦相手、錦木は不戦勝となる。

 師匠の陸奥親方(元大関霧島)によると、1年ほど前からの慢性的な背中の痛みが7日夜に急激に悪化。同日は夜も寝られないほどで、8日も座ることができなかったという。この日の朝も3日連続で稽古を休み、病院で診察を受けた。

 陸奥親方は「本人は『出たい』と言っているが『ちょっと怖い部分もある』と言うので。変な相撲はとれない。無理して出て、下手をすれば、お客さんもがっかりする」と説明。「本人が一番(申し訳なく)思っていると思う」とまな弟子を気遣った。

 状態は前日よりは良化しており、陸奥親方は「また明日よくなっていれば、出られる可能性もある」と、回復次第で途中出場する意向を示した。

 霧島は6月上旬から、4年ぶりに母国・モンゴルに帰省。地元で大歓迎を受けた。同14日に再来日後は、すぐに荒汐部屋の長野・下諏訪合宿に参加。名古屋入り後も精力的に出稽古を重ねていた。陸奥親方は「田舎に帰って相当やる気が出たけど、体がついてこなかった。元気がなくて、疲れているのかなと思っていたけど…」と話した。

 新大関の休場は、2020年11月場所の正代以来。初日からでは2000年夏場所の武双山以来23年ぶりで昭和以降5人目。初日不戦敗は昭和以降初めてとなる。

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