バド協会、評議員改選時期2年勘違い 村井満会長嘆く「こんなことが本当に起こりえるのか」会長就任1カ月足らずで不祥事2件
日本バドミントン協会の村井満会長(63)が7日、都内で報道陣の取材に応じ、評議員改選について、令和5年6月18日の定時評議員会で任期満了となる全評議員の改選を行うべきところ、手続きが行われていないままであることが発覚したと発表した。組織全体が次の改選時期を令和7年の定時評議員会であると誤認していた。
この事態を受け、協会は臨時理事会を7月3日に開催し、問題を共有。地区、連盟代表説明会を6日に行った。現時点で評議員の任期は失効しているが、次期選任までは権利・義務を継続する。今後は7月24日までに各団体から候補者推薦を受け、新評議員選は8月中にも決定する見込み。任期は4年で、令和9年の定時評議員会終結の時までとなる。
村井会長は「こんなことが本当に起こりえるのか」と苦い顔で、「組織の体をなしてないといってもいいぐらい、考えられないぐらいの事態。私自体も責任を担わなければならない」と重く受け止めた。
村井会長自身も、過去の理事会議事録に誤った時期が記載されていたことなどから、改選時期を誤認していたという。組織全体が改選時期を誤認していたことについて、「相当問題だと思います。自分の任期がいつまでかという心があって初めて、いつまでに全うするのか、それを次に伝えるのかとなる。基本中の基本だと思います」と語気を強めた。
同協会は、昨年明らかになった元職員による公金横領や国庫補助金の不正受給を組織的に隠ぺいした問題などを受け、前会長と前専務理事が引責辞任。今年1月に新会長候補として前Jリーグチェアマンの村井氏が招かれ、副会長に就任。6月18日に新会長に就任したばかりだった。
ただ、4日には女子シングルスの大堀彩(トナミ運輸)が出場予定だった「カナダオープン」について、入国申請に関わる提出書類の不備により、出場がキャンセルとなる事態もあった。就任から1カ月足らずで不祥事が2件続いたことに、村井会長は「完全に業務執行レベルの脆弱(ぜいじゃく)性に起因していると思います。誰が責任を持っているかが非常に曖昧に動いていることが原因だと思う」と説明。「意識改革を進めていく責任が私にある。とんでもないことが起こっているということを曖昧にしてはいけないし、内部に伝えないといけない時期」と改めて組織改革の重要性を強調した。
