新大関・霧島 「大きい文字に」に笑顔を見せる 横綱昇進も意識 「一生懸命、稽古をしたい」
大相撲名古屋場所の番付が26日、発表され、落合改め伯桜鵬(19)=宮城野、豪ノ山(25)=武隈、湘南乃海(25)=高田川=が新入幕を果たした。伯桜鵬の所要3場所での新入幕は、遠藤(追手風)と並んで昭和以降最速。愛知県豊田市内で会見した伯桜鵬は、師匠の宮城野親方(元横綱白鵬)と同じ新入幕での12勝を目標に掲げた。新大関の霧馬山改め霧島(27)=陸奥=は横綱昇進への思いを語った。
新番付を手にした霧島は「(角界に)入った時は番付の字が小さかった。何年か前に親方(師匠の陸奥親方)の番付を見たことがあるが、(同じように)大きくなって、すごくいい」と笑顔を見せた。
夏場所後は約4年ぶりにモンゴル・ドルノドゥへ帰郷。相撲熱の高い地元では、早くも横綱昇進を待ちわびる声が上がった。「今までのモンゴル出身力士は大関になったら、みんな横綱になっていると言われた」。過去、朝青龍、白鵬、日馬富士、鶴竜、照ノ富士は全て横綱へ駆け上がった。もちろん、霧島も「大関に決まった瞬間に『あと一つある』と思った」と、さらに上の番付を意識している。
16日からは長野県内で行われた荒汐部屋の合宿に参加した。「(3日間と)あまり長くはなかったが、いい稽古ができたと思う」と調整は順調に進んでいる。初日まで出稽古に精を出す予定だ。「できる範囲であちこちに行こうかと考えている。一生懸命、稽古をしたい」と大関デビューへ着々と準備を進める。




