横綱照ノ富士が復活V 鬼の形相で霧馬山下し6場所ぶり8度目の優勝決める 4場所連続休場明けも強さ盤石 膝不安感じさせず
「大相撲夏場所・14日目」(27日、両国国技館)
4場所連続休養明けだった横綱照ノ富士が、関脇霧馬山を破り、1敗を守り、千秋楽を待たず6場所ぶり8度目の優勝を決めた。
盤石の強さだった。休場の要因だった両膝の不安を感じさせず、初日から8日目まで無敗であっさり勝ち越しを決めると、9日目に明生に土をつけられたが、引きずることなく、その後も白星を積み上げ続けた。
13日目には9場所ぶり再入幕を果たし、V争いを繰り広げてきた元大関朝乃山を小手投げで下すと、14日目は大関昇進を確実としている霧馬山を1分9秒の大相撲の末、鬼の形相で寄り切り、1人横綱の責務を全うした。
【13勝1敗】照ノ富士
【11勝3敗】霧馬山、朝乃山