明生が金星「無我夢中で」横綱照ノ富士が初黒星 朝乃山が1敗キープで3人並ぶ かど番の大関貴景勝は3敗目

 照ノ富士(右)を寄り切りで破った明生(撮影・伊藤笙子)
 明生(手前)に寄り切りで敗れた照ノ富士(撮影・伊藤笙子)
 土俵に投げ込まれた座布団が当たり、右ほほを押さえるデヴィ夫人(中央)=撮影・伊藤笙子
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 「大相撲夏場所・9日目」(22日、両国国技館)

 横綱照ノ富士は、1敗の平幕明生との結びの一番。明生が寄り切って金星を挙げ、勝ち越しを決めた。照ノ富士は初黒星となった。

 取り組み後は、NHKのインタビューに「よかったです」と一言。「ちょっとあまり覚えていないですけど、無我夢中でやっていました」と振り返った。

 1敗の朝乃山は竜電(高田川)を寄り倒して8勝目を挙げ、勝ち越しを決めた。右四つで左前まわしを許して頭をつけられたが、巻き替えながら前に出て、最後は左上手も取って寄り倒した。

 かど番の大関貴景勝は錦木に立ち合いで正面から力強く当たるも、押し返されて寄り切りで3敗目を喫した。

 関脇同士の一番は、若元春と霧馬山が7勝目。豊昇龍と大栄翔がともに敗れ3敗となった。

【8勝1敗】明生、朝乃山、照ノ富士

【7勝2敗】北青鵬、平戸海、若元春、霧馬山

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