ドルーリー朱瑛里 高校デビュー戦女子800メートルで圧勝V 目標の夏の総体出場へ第1関門突破

 「陸上・全国高校総合体育大会・岡山・美作地区予選会」(30日、津山陸上競技場)

 1月の全国都道府県対抗女子駅伝で17人抜きの快走を見せた“陸上界の新星”ドルーリー朱瑛里(しぇり、15)=津山高=が、高校生となってから初めてのレースに臨んだ。今春に津山鶴山中を卒業し、地元・津山市で岡山県立津山高に進学。女子800メートルを2分16秒90で走り、2位に12秒22差をつけてぶっちぎりで優勝を飾った。上位6位以内に入ったことで岡山県大会の出場を決め、目標の総体へ一歩近づいた。            

 持ち前の美しいフォームで、地元・津山市の陸上競技場を堂々と駆け抜けた。今大会が高校生として初戦となったドルーリーは、スタート直後から一気に前に出ると、瞬く間に他の選手を置き去りにした。タイムは2分16秒90。自己ベストの2分9秒47には及ばなかったものの、後続を50メートル以上引き離して圧勝。冷静な表情で引き揚げた。

 これで夏の総体への第一関門を突破。中学時代から目標に「インターハイに出場してしっかり活躍すること」と掲げており、着実に夢舞台へと一歩近づいた。

 1月15日の全国都道府県対抗女子駅伝で17人抜きの走りで区間新記録をマークし、“スーパー中学生”として大ブレーク。1月29日には岡山市内で駅伝大会に出場し、再び区間新記録を樹立したことで注目を浴びた。

 しかし、大活躍すればするほど、それが急激な環境の変化につながった。岡山の駅伝大会では「注目され過ぎるのが、あまり好きではない」と困惑気味。出場予定だった2月5日の全国中学生クロスカントリー大会は、過度な報道への不安を理由に欠場し、弁護士を通じた文書で「とても不安を感じました」と吐露した。

 津山高側は今大会の取材に対して「陸上競技関係者を始め、一般の方々やマスコミの方々が彼女が競技しやすい環境を整えることが大切です。そういった面で、今回の大会での取材対応は真摯(しんし)なものでした」とコメントを出した。

 全国都道府県対抗女子駅伝では「陸上は高校までは続けるが、その後は分からない。今あることに集中している」と話していた。目標の夏の総体出場へ。無限の可能性を秘める成長途上の15歳が、地元で鍛錬を積む。

 ◆高校総体出場への道 今夏の陸上の全国高校総合体育大会は、8月2~6日に北海道札幌市の厚別公園競技場で行われる。ドルーリーは今後、48人が出場を予定している岡山県大会(5月26~28日、シティライトスタジアム)、さらに中国大会(6月16~18日、シティライトスタジアム)で、ともに上位6位以内に入れば総体出場が決まる。

 ◆ドルーリー朱瑛里(どるーりー・しぇり)2007年11月16日、岡山県津山市出身。小学4年の時に津山ジュニアで陸上を始めた。小学6年で県大会800メートル優勝。昨年は夏の全国中学選手権の1500メートル、秋のU16大会の1000メートルを制した。今年1月の全国都道府県対抗女子駅伝(京都)では、3区(3キロ)を走り17人抜きで区間新記録を樹立。父がカナダ人で母が日本人。身長157センチ。

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