水泳聖地・辰巳、30年歴史に幕 北島康介氏「ありがとう」

 水泳の聖地として親しまれてきた東京辰巳国際水泳場(江東区)が30日、最終利用日を迎え、1993年のオープンから30年の歴史に幕を下ろした。競泳の五輪金メダリストで東京都水泳協会の北島康介会長は閉館セレモニーで「たくさんの人がこのプールに足を運んでくれて、一緒に思い出をたくさんつくってくれた。辰巳国際水泳場、長く選手たちを支えてくれて、ありがとうございました」と感慨を込めた。

 セレモニーでは、このプールで2008年に北島氏が男子200メートル平泳ぎの世界記録(当時)を樹立した時の映像を紹介。大橋悠依(イトマン東進)瀬戸大也(CHARIS&Co.)らが動画で感謝を伝えた。

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