田中希実が豊田自動織機を退社「ハングリーさが失われてきた」

 豊田自動織機は27日、陸上女子で21年東京五輪の1500メートルで8位入賞した田中希実(23)が31日をもって同社を退社すると発表した。田中は「自分自身の甘えによりハングリーさが失われてきたと感じ、さらなる成長を目指して新たな環境に身を置くことを決めました」とコメントを発表した。

 田中は19年4月から同社のサポートを受け、22年4月からは社員として活動していた。

 以下は田中のコメント全文。

 「この度、豊田自動織機を退社する運びとなりました。学生の頃から支えていただき、4年間も継続的な手厚いサポートを頂いて参りました。そのおかげで、世界を舞台に戦う選手に、一歩ずつ近づいて来られたと感じています。ただ、近頃は自分自身の甘えによりハングリーさが失われてきたと感じ、さらなる成長を目指して新たな環境に身を置くことを決めました。このような決断を快く後押ししてくださった豊田自動織機の皆様には、言葉にできない感謝があります。その想いに応えるためにも、人とのご縁を大事にしながら勇気を持って前に進み続けたいと思います。いつも支えてくださっている陸上関係者、ファンの皆さまには、突然のご報告となり誠に恐縮ですが、これからも応援して頂ける選手で居続けられるよう、努力し続けたいと思います。今後の活動については、改めて正式な場を設けてご報告させていただきますので、ご理解のほどよろしくお願いいたします」

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