会心演技の村元・高橋組“かなだい”は万感11位「誘ってくれた哉中ちゃんに感謝」
「フィギュアスケート・世界選手権」(25日、さいたまスーパーアリーナ)
アイスダンスのフリーダンス(FD)が行われ、リズムダンス(RD)11位の村元哉中(30)、高橋大輔(37)=関大KFSC=組はフリー115・95点、合計188・87点だった。順位は11位。目標としていたトップ10入りで来年大会の出場枠2枠獲得の夢は果たせなかった。
とはいえフリーは自己ベスト、合計でもシーズンベストの会心の演技を披露。2人は万感の表情を浮かべ、場内もスタンディングオベーションで演技をたたえた。
演技後、高橋は「今日の演技は1年続けることの意味にしてくれた。この1年、成長も経験もたくさんあった。昨季で辞めていたら悔いが残った。続けてよかった」と感無量。「今季ここまでお互い納得したオペラ座は初めてくらいの気持ち。自国開催の世界選手権でこんな演技が出せるところまでなった。(アイスダンスに)誘ってくれた哉中ちゃんに感謝したい」と話した。
村元は「2人の世界観に入れて1つ1つのエレメンツをこなせた。最後に顔を合わせて(最後のリフト前に)いけるぞという感じだった」。今後については「考えてません!今日は余韻に浸ります!」(高橋)と笑顔を浮かべていた。
優勝はチョック、ベイツ組(米国)でフリー134・07点、合計226・01点だった。