朝乃山662日ぶり幕内土俵で白星「緊張しましたけど、たくさんの声援が力になりました」

 「大相撲春場所・初日」(12日、エディオンアリーナ大阪)

 十両で元大関の朝乃山(高砂)が、中入り後最初の一番で水戸龍(錦戸)を寄り切り。2021年夏場所11日目の隆の勝戦以来662日ぶりとなる幕内の土俵を白星で飾った。

 当たってすぐに右下手を引くと、左上手を許しても鋭い出足で前へ。粘る相手を土俵の外へ運んだ。ひさびさに上がった幕内土俵。「緊張しましたけど、たくさんの(応援)タオルや声援が力になりました。内容は少し悪かったけど、勝ててよかった」と勝利を喜んだ。

 土俵入りでは、母校・近大から贈られた化粧まわしを着用。昨年の春場所は、新型コロナ対策ガイドライン違反による出場停止中だった。大学時代の4年間を過ごし「第二の故郷」という大阪のファンに雄姿を披露。「去年は出られなかった。十両ですけど、出場できることはうれしい。土俵の上で戦う姿を届けたい。今場所は幕内に戻れる成績を残して、戻って番付を上げていきたい」と力を込めた。

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