前日本記録保持者の大迫傑「後半1キロ落ちてしまったが」終盤右脇腹痛で失速も貫禄2時間6分台 MGC出場権獲得「次に繋がった」

 走り終えた大迫傑(撮影・堀内翔)
 スタートする大迫傑(撮影・堀内翔)
 スタートする大迫傑(撮影・堀内翔)
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 「東京マラソン」(5日、東京都庁前~東京駅前)

 東京五輪6位で前日本記録保持者の大迫傑(31)=ナイキ=が2時間6分13秒で日本人3位の9位に入り、10月に行われるパリ五輪代表選考会・マラソングランドチャンピオンシップ(MGC)の出場権を獲得した。

 絶好のコンディションに恵まれた中、レースは序盤から日本記録を大幅に上回るペースで展開。35キロ地点では日本人は大迫、山下、其田、井上の4人が先頭集団に残っていた。残り5キロで海外勢が一気にペースアップし、集団がばらける形に。日本勢はついていけず、井上は日本人トップ争いからも脱落。最後は山下が日本人争いを制した。大迫は終盤に右脇腹を抑えて苦しい表情を浮かべ急失速。其田に抜かれ、日本人3位に終わった。

 レース後は「MGCの出場権は獲得できましたし、後半1キロ落ちてしまったが、そこまではしっかり走れた。次に繋がった」と、前を向いた。

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