レスリング藤波朱理111連勝 5試合1ポイントも失わず「課題を見つけた」

 「レスリング・ザグレブ・オープン」(4日、ザグレブ)

 女子53キロ級で、21年世界女王の藤波朱理(19)=日体大=が、5試合全て無失点のテクニカルフォール勝ちで優勝した。中学2年だった17年9月から続く公式戦連勝記録を111に伸ばした。

 昨年4月以来の国際大会だったが、海外選手を圧倒した。初戦のポーランド選手を128秒で退けると、決勝は東京五輪銅メダルのモンゴル選手を10-0で下すなど5試合で1ポイントも失うことなく完勝V。日本協会を通じ「自分のレスリングを試して、次への課題を見つけることができて良かった」とコメントした。

 24年パリ五輪代表争いでは、昨年12月の全日本選手権を制し、東京五輪金メダルの志土地真優(ジェイテクト)らライバルをリード。6月の明治杯全日本選抜選手権も続けて優勝すれば世界選手権(9月、ベオグラード)代表に決まり、同大会でメダルを獲得すれば五輪切符も手に入る。重要な1年の初陣で好スタートを切り「自分のレスリングを日々高めていき、(目標は)パリ五輪で優勝すること」と決意を新たにした。

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