「カーリング・日本選手権」（３０日、アドヴィックス常呂カーリングホール）

　女子１次リーグが行われ、前回３位の北海道銀行が北京五輪銀メダルで２連覇を狙うロコ・ソラーレに８－６で逆転勝ちし、通算２勝１敗とした。

　北海道銀行は序盤で０－３と先攻されながら、第４エンドで一挙３点のビッグエンドを作った。後半は不利な先攻の第８エンドで１点をスチールするなど、流れを引き寄せ、６－６で迎えた最終第１０エンドは有利な後攻できっちり２点を取り、勝利をつかんだ。

　スキップの田畑百葉（２０）は「最初３点取られてしまったんですけど、焦ることなく３点を取り返すことができた。今日はコーチの誕生日で。勝利をプレゼントできてうれしい」と笑顔で振り返った。

　北海道銀行は平均年齢２０歳の若手チーム。今大会は初戦で２位の中部電力を破るなど、次々と強豪を撃破している。これには田畑も「最後までしっかり戦えて勝ち切れた。自信になりました」とうなずく。ただ、「まだ大会は始まったばかり。うれしさはしっかり受け止めて、（次戦の）あさってからはまた自分たちのプレーができるようにしたい」と気を引き締めていた。