卓球 ジュニア女王の張本美和、シニアでも躍進16強 “格上”芝田沙季をストレート撃破の殊勲星

 女子シングルス6回戦進出を決めた張本美和(撮影・開出牧)
 女子シングルス6回戦進出を決めた張本美和(撮影・開出牧)
 女子シングルス5回戦で張本美和(右)に敗れた芝田沙季(撮影・開出牧)
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 「卓球・全日本選手権」(27日、東京体育館)

 女子シングルス5回戦が行われ、ジュニア女王の張本美和(14)=木下アカデミー=が、パリ五輪代表選考ポイントで現在5番手の芝田沙季(25)=ミキハウス=を4-0のストレートで撃破し、自身初の16強入りを決めた。6回戦では、早田ひな(日本生命)に挑戦する。

 スーパー中学生が一般の部でも躍進だ。国内トップクラスの実力者である芝田に対し優位にゲームを進め、1ゲームも譲らないままストレートでの完勝劇。殊勲星を挙げ、さわやかな笑顔で拳を握った。

 前日は、ジュニアの部で初優勝。中学2年での制覇は兄智和に並ぶ記録で「お兄ちゃんと同じ年齢で取れて、(兄に)遅れなかったので良かったです」と笑った。女子では13歳1カ月で制した福原愛や中学2年時に優勝した石川佳純、伊藤美誠らに続く偉業。出世タイトルを手にし、パリ五輪代表選考ポイントが懸かる一般の部でも「目指すのは優勝。向かっていく気持ちを忘れずに頑張りたい」と決意を新たにしていた。

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