朝乃山 6勝目で関取復帰に大前進「あとは結果を待つのみ」

 「大相撲九州場所・13日目」(25日、福岡国際センター)

 元大関で東幕下4枚目の朝乃山(高砂)が6勝目を挙げ、来場所での関取復帰に大きく前進した。上戸(立浪)に対し、当たってすぐ左上手を引くと、右を差して万全の態勢で寄り切り。「今場所最後の相撲だったので、悔いのないように自分の相撲を取り切ることだけ考えた。左上手を取れたので、じっくり寄り切れた」と振り返った。

 今場所の6勝1敗の結果には「全勝優勝して文句なしで上がりたかった。目標を達成できなかったことは悔しい」と硬い表情を崩さず。再十両の可能性は膨らんだが「あとは結果を待つのみなので。今日も自分の相撲を取り切ることだけ考えて土俵に上がりました」と淡々と話した。

 6場所出場停止処分から名古屋場所で復帰。今年印象に残ったことには、秋場所で喫した復帰後初黒星を挙げ「三段目から復帰して優勝でスタートが切れたが、9月も今場所も優勝を目指してそれができなかったことが悔しい」と反省の弁が口をついた。「勝って当たり前と言われている状況」での敗戦を通じてさらに学びを得た元大関。「ここ一番で自分が弱かった。それを克服していきたいし、自分の力を発揮できるようにしたい」と誓った。

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