ラグビー日本代表 イングランドに39点差大敗 リーチ「全てで圧倒された」
「ラグビー・リポビタンDツアー2022、イングランド52-13日本」(12日、トゥイッケナム競技場)
世界ランキング10位で欧州遠征初戦の日本代表は同5位のイングランド代表に13-52で大敗した。対戦成績は日本の10戦全敗となった。前半は先制されて3トライを許し、得点は2PGにとどまり6-24。後半も失点を重ね、SH斎藤がトライを挙げたが、リードを広げられた。2019W杯日本大会準優勝のイングランドとは来年のW杯フランス大会1次リーグD組でも対戦する。20日はフランスのトゥールーズで同国代表と対戦する。
8万人超の大合唱が聖地と呼ばれるスタジアムにこだました。仲間の声も届かないような敵地の雰囲気を「ザ・アウェー感」と表現したフランカー、リーチは「全てで圧倒された」と潔く敗戦を認めた。来年のW杯で当たるライバルに39点差をつけられる完敗だった。
前半10分ごろからスクラムで立て続けに反則を犯し、流れは決まった。力で押し込まれたわけではなかったが、技術で翻弄(ほんろう)された。プロップ稲垣は「早く修正しないといけなかった」と悔やむ。最近は少なかったセットプレーの劣勢で主導権を握られた。
次のフランス戦がW杯イヤー前年最後の試合となる。リーチは吹っ切れた様子で「ぼこぼこにされて得るものが多い。前向きに準備したい」と巻き返しを期した。





