貴景勝が自然体強調 「一生懸命やるしかない」 横綱照ノ富士の状況次第で番付最高位

 朝稽古を行う貴景勝(左)、隆の勝
 鉄砲を行う貴景勝
2枚

 「大相撲九州場所」(13日初日、福岡国際センター)

 東大関の貴景勝(26)=常盤山=が9日、福岡県篠栗町内の部屋で取材に応じた。4日後に迫った初日に向けて「もう仕上げに入っている。ピークの時より(稽古量)はだいぶ落としている。あとは疲労を抜いて、いい状態でやるだけ」と語った。

 稽古では東前頭9枚目の隆の勝(27)と10番取って9勝1敗。右四つとなる場面もあり、貴景勝は「番数じゃなくて内容というかね。一番一番集中して。当たる相手は決まっているので、そういうのは考えながらやってますけどね」と話した。

 横綱の照ノ富士(伊勢ヶ浜)が10月18日に両膝の内視鏡手術を受け、7日には「こんな状態だから無理じゃない?」と休場を示唆した。状況次第では大関が番付最高位となる可能性があるが、貴景勝は「毎場所優勝を目指してやっているから、別に変わることは全然ない。横綱がいるから負けてもいいよと思ったことないですし。自分は一生懸命やるしかないですね」と自然体を強調した。

 十両初優勝、幕内初優勝を果たしたのは九州場所。「あんまり調子に乗ったら駄目なんで、九州強いと思ったらあかんし」と気を引き締めたが、「空気もきれいだし、雰囲気、場所が変わると新鮮な気持ちになる。地方場所は好き」と相性がいいことは確かだ。

 両国国技館開催となった2020年11月場所以来の優勝へ。「いい成績を残して、新年に向けてスタートが切れればなとは思ってます」。最高の成績で1年を締めくくる。

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