高木美帆 85歳加山雄三の金言に感銘「心に響いた」若大将から刺激「自分も常に謙虚で」

 「服部真二賞」授賞式に出席した加山雄三、高木美帆選手(左から2、4人目)
 服部真二賞を受賞し、トロフィーを手にする高木美帆
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 スピードスケート女子の高木美帆(28)=日体大職=が28日、スポーツと音楽の発展に取り組む人材を表彰する「服部真二賞」の本賞にあたる「ヤングリーダー」に選出され、都内で行われた受賞式に出席した。特別賞を受賞した俳優の加山雄三(85)が「いいことは皆さんのおかげ、失敗は自分のせい」という趣旨のスピーチをしたが、「心に響くものがあった。自分も常に謙虚でいたい」と刺激を受けた様子だった。

 スピードスケートのエースが、若大将との邂逅に背筋を伸ばした。「音楽関係の方とお会いする機会はないので緊張した。めったに聞くことのない話だったので貴重な時間だった」。85歳の加山が壇上で「いいことは皆さんのおかげで、失敗したら自分のせい。『感心』『感動』『感謝』の“人生の三感王”が大切」とあいさつすると、テーブルで聞いていた高木も感銘を受けた様子。「加山さんの言葉は心に響くものがあった。自分も慢心せず常に謙虚でいたい」。

 また、同賞評議員の王貞治氏(82)が話した同賞の趣旨も心に残ったようで、「(賞を)受けた側の行動で(賞の)価値が変わる。気づきがたくさんあった」と高木。「私はスポーツを通して得るものを(世の中に)何かしらの形で還元できたらと思っている」と語った。

 自身は今季からナショナルチームを離れて個人活動として再出発し、前週の全日本距離別選手権では3冠に輝いた。「来週から海外遠征も始まる。さらに走り続けたいし、この賞に恥じぬ行動をしていきたい」と決意を新たにした。

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