三原舞依が優勝 たくましさ増し「GPファイナルはずっと行きたい場所」フィギュア近畿選手権
「フィギュアスケート・近畿選手権」(10日、尼崎スポーツの森)
女子フリーが行われ、女子は昨季の四大陸選手権覇者でショートプログラム(SP)首位の三原舞依(23)=シスメックス=が、129・64点、合計201・48点で優勝した。
2位に50点以上差をつけた圧勝で、三原が進化を示した。今季の新フリー「恋は魔術師」。情熱的な赤い衣装で3回転フリップなどに成功。大きなミスはなかったが、「修正しないといけないところ、できることがたくさんある。全部次に生かしたい」と開口一番に反省した。
昨年12月の全日本選手権では、ジャンプミスなどで表彰台を逃し、北京五輪出場は果たせなかった。わずかなミスにも真摯(しんし)に取り組む姿勢はさらに強くなり、心身ともにたくましさを増している。「今年はもっと体力をつけたいと思って、夏から走り込みやトレーニングを少しずつ増やしていった」と話した。
今季は11月にGPシリーズの英国大会、フィンランド大会に出場予定。「(上位6人が進む、GP)ファイナルはずっと行きたい舞台。そこを目指してコツコツ進んでいきたい」と目標へ突き進む。